Pythonにおける「リスト(list)」「タプル(tuple)」「セット(set)」「辞書(dict)」は、複数の値を格納・管理するための重要なデータ型(コレクション型)です。それぞれに特徴と用途があり、適切に使い分けることで効率的なプログラムを構築できます。
1. リスト(list)
概要: 複数の要素を順序付きで格納でき、要素の変更(追加・削除・更新)が可能です。
記法: [](角括弧)を使って定義します。
主な特徴:
-
順序あり(インデックスでアクセス可能)
-
ミュータブル(要素の変更可能)
-
重複した値を許容
操作例:
2. タプル(tuple)
概要: リストに似ていますが、**変更不可(イミュータブル)**です。変更の必要がない固定データに使います。
記法: ()(丸括弧)を使って定義します。
主な特徴:
-
順序あり
-
イミュータブル(変更不可)
-
重複した値を許容
用途:
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関数の戻り値(複数値)など
-
セット不可なリストの代替
3. セット(set)
概要: 重複のない要素の集まり。集合演算(和・差・積など)に適しています。
記法: {}(中括弧)を使いますが、空のセットは set() で作成します(空の {} は辞書になるため)。
主な特徴:
-
順序なし(インデックスアクセス不可)
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ミュータブル(要素の追加・削除可)
-
重複を自動的に排除
操作例:
集合演算:
4. 辞書(dict)
概要: キーと値のペア(key-value)でデータを管理します。マッピング型とも呼ばれます。
記法: {} を使い、キー: 値 の形式で定義します。
主な特徴:
-
キーにより値へアクセス
-
ミュータブル
-
キーはユニーク、値は重複可
操作例:
まとめ表
| データ型 | 順序 | 変更可否 | 重複許容 | 主な用途 |
|---|---|---|---|---|
| リスト | あり | 可 | 可 | 汎用的な可変長データ |
| タプル | あり | 不可 | 可 | 変更されないデータ |
| セット | なし | 可 | 不可 | 集合演算、重複排除 |
| 辞書 | なし(キー基準) | 可 | キーは不可、値は可 | キーによるデータ管理 |
生成日:2025/05/03