PHPにおける「引数と返り値(戻り値)」は、関数の定義と呼び出しにおいて非常に重要な要素です。これらを使うことで、関数にデータを渡したり、処理結果を呼び出し元に返したりすることが可能になります。
1. 引数(パラメータ)とは
**引数(arguments)は、関数に渡す値です。関数定義時にはパラメータ(parameters)**とも呼ばれます。複数の引数をカンマで区切って指定できます。
例
この例では、$nameが引数です。関数greetに「田中」という値を渡すことで、個別の挨拶ができます。
2. デフォルト引数
引数には**初期値(デフォルト値)**を設定することができます。呼び出し時に値が省略された場合は、デフォルト値が使われます。
3. 可変長引数
PHP 5.6以降、**可変長引数(variable-length arguments)**も使用可能です。複数の引数を配列のように受け取ることができます。
4. 返り値(戻り値)
関数は**return**文を使って、処理結果を返すことができます。返された値は、関数を呼び出した場所で利用できます。
例
add関数は2つの数を受け取り、その合計を返しています。
5. 型指定(PHP 7以降)
引数や返り値に型宣言を加えることもできます。これにより、関数が受け取る値や返す値の型を制限できます。
例
※ 関数の引数 $x と $y は整数型(int)でなければならず、返り値も整数です。
まとめ
| 機能 | 説明 |
|---|---|
| 引数 | 関数に渡す値 |
| デフォルト | 引数が省略された場合の初期値 |
| 可変長 | 複数の引数を1つの配列のように受け取る |
| 返り値 | 関数が処理結果として呼び出し元に返す値 |
| 型指定 | PHP 7以降、引数と返り値に型制限を設けることができる |
生成日:2025/05/03