変数

Kotlinの基本構文における「変数」について、詳しく説明します。


1. Kotlinにおける変数宣言の基本

Kotlinでは、変数の宣言に2つのキーワードを使います。

キーワード 意味 用途
val 不変(immutable)変数 値の再代入が不要な場合
var 可変(mutable)変数 値を後から変更する必要がある場合

2. 変数の宣言例

kotlin
val name: String = "Taro" var age: Int = 20
  • val を使うと、name は再代入できません。

  • var を使うと、age は後で別の整数値に変更可能です。


3. 型推論(Type Inference)

Kotlinでは、代入する値から型を自動的に推論することができます。

kotlin
val city = "Tokyo" // String型と推論される var score = 95 // Int型と推論される

型を明示的に書く必要はありませんが、コードの可読性や保守性のために明示することもあります。


4. 再代入の例と制限

kotlin
var counter = 10 counter = 15 // OK(varなので再代入可能) val pi = 3.14 pi = 3.1415 // エラー(valなので再代入不可)

valはJavaでのfinalと似ており、一度代入した値は変更できません。


5. Nullable型の変数

Kotlinでは、nullを許容する変数には明示的に?を付けて型を指定します。

kotlin
var email: String? = null email = "example@example.com" // nullとStringの両方が許容される

?を付けない場合はnull代入時にコンパイルエラーになります。


6. まとめ

特徴 val var
再代入 不可 可能
型推論 可能 可能
安全性 高い 柔軟性がある
使用場面 定数や変更しない値 状態が変化する値

生成日:2025/05/04