Kerasは、ニューラルネットワークを簡潔かつ直感的に記述できる高水準の機械学習フレームワークです。ここでは、「モデルの構築、コンパイル、学習、評価、予測の流れ」について、Sequential API をベースに詳しく解説します。
1. モデルの構築(Build)
モデルは、複数の層(Layer)を順番に積み重ねることで構築します。最も基本的な方法は Sequential クラスを使うものです。
この例では:
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入力は784次元(例:MNIST画像を1次元にフラット化)
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隠れ層を2つ(ReLU活性化関数)
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出力層は10クラスの分類用(Softmax関数)
2. モデルのコンパイル(Compile)
構築したモデルに対して、学習時の設定(損失関数、最適化手法、評価指標)を指定します。
主な引数:
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optimizer: パラメータの更新手法(例:SGD, Adam) -
loss: 損失関数(タスクに応じて変更) -
metrics: 学習中に評価する指標(通常は精度など)
3. モデルの学習(Fit)
トレーニングデータを用いて、モデルの重みを調整します。
主な引数:
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x_train,y_train: 学習データ -
epochs: エポック数(データを何周学習するか) -
batch_size: 一度に学習に使うサンプル数 -
validation_split: 検証用データに使う割合
4. モデルの評価(Evaluate)
学習後、未知のテストデータに対して性能を評価します。
戻り値は損失値と指定した評価指標(この例では精度)です。
5. モデルの予測(Predict)
学習済みモデルを用いて、新しいデータに対して出力を予測します。
predictions は出力層の値(Softmax出力など)であり、分類問題では argmax を取ることでクラスラベルを決定します。
全体の流れまとめ
この一連の流れは、Kerasによってシンプルに記述できるよう設計されています。直感的なAPI設計により、初心者から上級者まで広く利用されています。
生成日:2025/05/22