レビューと承認プロセス

Chrome拡張機能をChrome Web Storeで公開する際には、Googleによる「レビューと承認プロセス」を経る必要があります。このプロセスは、ユーザーの安全性と拡張機能の品質を確保することを目的としています。以下に、その詳細を説明します。


1. アップロード後の初期チェック

拡張機能をChrome Web Storeのデベロッシャーダッシュボードからアップロードすると、自動的に以下の初期チェックが行われます。

  • マニフェストファイルの検証manifest.jsonの構文と必須項目の有無を確認します。

  • ファイル構成の整合性チェック:参照されているスクリプトやリソースが正しく存在するかを検査します。

  • マルウェア・ウイルススキャン:アップロードされたファイルが悪意のあるコードを含んでいないかを確認します。


2. ポリシーコンプライアンスチェック

Googleのポリシー(Chrome Web Store ポリシー)に準拠しているかを確認します。主に次の点がチェック対象です。

  • ユーザーのプライバシーを侵害していないか

  • 不要な権限を要求していないか

  • スパム的な機能や誘導行為がないか

  • i18n(国際化)設定が正しく、誤解を招く表現がないか


3. 手動によるレビュー(必要に応じて)

Googleの自動審査では判断が難しいケース(例:新規開発者の初回提出、大きな変更がある更新、ユーザーからの報告が多い拡張など)では、Googleのレビュアーによる手動レビューが行われます。

手動レビューでは以下の点が詳細に確認されます。

  • ソースコードの挙動と内容

  • ユーザーインターフェース(UI)とユーザー体験(UX)

  • アップロード時に入力された説明文やスクリーンショットの正確性

  • 拡張機能が宣言した機能を実際に果たしているかどうか


4. レビュー期間の目安

  • 通常は 数時間〜数営業日以内 に完了します。

  • 手動レビューが必要な場合やポリシー違反が疑われる場合は 最大で1週間以上 かかることがあります。


5. レビュー結果の通知

レビューが完了すると、次のいずれかの結果がデベロッシャーダッシュボード上に通知されます。

  • 承認済み(公開):Chrome Web Storeに掲載され、一般ユーザーがインストール可能になります。

  • 差し戻し(修正要請):問題点と修正指示が示され、修正して再提出する必要があります。

  • 却下(違反):重大なポリシー違反の場合、公開が許可されず、場合によってはデベロッシャーアカウントの制限措置が取られることもあります。


6. 再審査の申請

ポリシー違反で差し戻された場合でも、内容を修正すれば再提出が可能です。再提出も同様の承認プロセスを経て審査されます。

生成日:2025/05/18