manifest.json

「manifest.json」は、Chrome拡張機能における最も重要な設定ファイルであり、拡張機能の基本情報、権限、構成要素を定義するJSON形式のファイルです。Chrome拡張機能を動作させるために必須であり、このファイルがなければ拡張機能として認識されません。

以下では、Manifest V3(現在の最新バージョン)に基づいて詳細に解説します。


1. 役割

manifest.jsonの主な役割は以下のとおりです。

役割 内容
メタ情報の定義 名前、バージョン、説明、アイコンなど
拡張機能の構成要素の指定 背景スクリプト、アクション、ポップアップ、オプションページなど
必要な権限の宣言 タブ、ストレージ、ホストへのアクセスなど
セキュリティポリシーの指定 Content Security Policy(CSP)の設定
マニフェストバージョンの指定 "manifest_version": 3 など

2. 代表的な記述例

以下は、簡単なChrome拡張機能のmanifest.jsonの例です。

json
{ "manifest_version": 3, "name": "My Extension", "version": "1.0", "description": "これはサンプルのChrome拡張機能です。", "action": { "default_popup": "popup.html", "default_icon": { "16": "icons/icon16.png", "48": "icons/icon48.png", "128": "icons/icon128.png" } }, "permissions": [ "storage", "tabs" ], "background": { "service_worker": "background.js" }, "content_scripts": [ { "matches": ["https://*/*"], "js": ["content.js"] } ], "icons": { "16": "icons/icon16.png", "48": "icons/icon48.png", "128": "icons/icon128.png" } }

3. 主なフィールド解説

フィールド名 説明
manifest_version マニフェストのバージョン。V3では必ず 3 を指定
name 拡張機能の名前(Chromeの拡張一覧に表示)
version 拡張機能のバージョン番号。アップデート時に使用
description 拡張機能の簡単な説明
action ツールバーのアクションボタンに関連する設定
background 拡張機能のバックグラウンド処理(V3ではService Workerを使用)
content_scripts Webページに注入するJavaScriptの設定
permissions 拡張機能が使用するChrome APIの権限
icons 各サイズのアイコンパスを指定

4. 注意点

  • manifest_versionは3を指定:旧バージョン(V2)は非推奨またはサポート終了予定。

  • 権限の宣言が必須:未宣言のAPIを使用しようとすると動作しない。

  • JSONの文法ミスに注意,の付け忘れや、コメント(//など)は無効。


5. まとめ

manifest.jsonは、Chrome拡張機能の設計図に相当するファイルであり、正確に定義することで、拡張機能がChromeに認識され、意図したとおりに動作します。特に、権限やコンポーネントの指定漏れ、文法エラーに注意しながら作成することが重要です。

生成日:2025/05/18