整数、浮動小数点数、文字列、ブーリアン

Pythonにおけるデータ型と変数の基礎は、プログラム内で扱う値の種類と、それを保存するための名前(変数)の仕組みに関係しています。ここでは、代表的な4つの基本データ型「整数(int)」「浮動小数点数(float)」「文字列(str)」「ブーリアン(bool)」について詳しく説明します。


1. 整数(int: integer)

整数は小数点を含まない数値で、正の整数・負の整数・ゼロを表します。

特徴:

  • 小数点は含まれません。

  • 任意の桁数の整数を扱えます(Pythonでは整数の桁数に制限がありません)。

  • 算術演算(+、-、*、//、%など)に使われます。

使用例:

python
x = 10 # 正の整数 y = -3 # 負の整数 z = 0 # ゼロ

2. 浮動小数点数(float: floating point number)

浮動小数点数は小数点を含む数値を扱うためのデータ型です。

特徴:

  • 実数(例:3.14、-0.001)を表現します。

  • 科学的記法(例:1.5e2 は 150.0)も使用可能です。

  • 小数の計算には誤差が生じる可能性があります(2進数で小数を正確に表せないため)。

使用例:

python
a = 3.14 b = -0.5 c = 2.0 # 整数のように見えてもfloat型

3. 文字列(str: string)

文字列は文字の並びで、文章や記号などを表すデータ型です。

特徴:

  • 一重引用符('...')または二重引用符("...")で囲みます。

  • 文字列はインデックス(添え字)やスライスで操作可能です。

  • 結合(+)、繰り返し(*)などの演算が可能です。

使用例:

python
name = "Alice" greeting = 'Hello, world!' number_str = "123" # 数字のように見えても文字列

4. ブーリアン(bool: boolean)

ブーリアンは論理値で、「真(True)」または「偽(False)」のいずれかを表します。

特徴:

  • 比較演算の結果としてよく使われます(例:a > bTrue または False)。

  • 条件分岐(if文など)で頻繁に用いられます。

使用例:

python
is_active = True is_empty = False

比較演算の例:

python
x = 5 y = 3 print(x > y) # True print(x == y) # False

補足:型の確認

Pythonでは、type() 関数を使うことで変数の型を確認できます。

python
print(type(10)) # <class 'int'> print(type(3.14)) # <class 'float'> print(type("hello")) # <class 'str'> print(type(True)) # <class 'bool'>

これらの基本データ型は、Pythonプログラムの基礎を構成するものであり、数値処理、文字列操作、条件分岐など、あらゆる処理で活用されます。

生成日:2025/05/03